活動記録

山梨県の忍野八海にて撮影してきました!忍野八海とは?楽しみ方レポート

2013年に「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録された富士山。
その世界遺産富士山の構成資産の一部として認定されているのがこの忍野八海です。

三番霊場は『はんの木林資料館』の奥にあり入れなかったので撮影できませんでした(泣)

忍野八海とは

山梨県の忍野村にある富士山の伏流水に水源を発する湧水池が点在している場所です。
実際には人口、天然を含め現在は八つ以上の池がありますが
代表的な八つの池は霊場として富士講信者の巡礼地となっていました。
透明度の高いとても美しい池で世界遺産登録されたこともあり
国内外からたくさんの人々が訪れていました。

忍野八海は富士講の開祖である角行の修業した内八海、外八海に加え富士登拝を行う富士講信者の巡礼地(富士山根元八湖霊場)となりました。八つの池には法華経の教えに基づき八大竜王が祀られ、石碑に和歌が刻まれました。また八つの池は占星術により北極星と北斗七星の形を表しています。

富士の国やまなしより引用https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4910.html

入場料や駐車場は?

忍野八海の池を見るのは基本的には無料です。
ただし、三番霊場底抜池だけは「はんの木林資料館」という有料施設の施設内にあるので入場料が必要です。
営業時間は9:00-17:00
入場料金は大人 ¥300 小学生以下 ¥150 幼児 ¥100です。
周辺に駐車場はたくさんありますがそのほとんどは有料です。
大体どこも300円でした。
またはお土産屋さんやお食事処併設の駐車場だと〇〇円以上購入で駐車場無料。
というところもあるのでお土産を買う予定がある方はこちらを利用されるのも良いのではないでしょうか。

各池の伝説

一番霊場 出口池 竜王名 難陀竜王(ナンダりゅうおう)

個人的な意見ですが私の一番おすすめです!

私が訪れたこの日はちょうど霧がかかっていてかなり幻想的で美しい姿を見ることができました

忍野八海の中で一つだけ離れた場所にあります。
わかりづらいですがぐるっと池を一周することができます。
池を見下ろす林のなかに出口稲荷大明神の神社があります。

こちらも拝殿で参拝することができます。

伝説

この池の湧水は「清浄な霊水」と呼ばれ、富士登山を目指す行者たちはこの水で穢(けが)れを祓いました。そして、この水を携えることで無事に登山ができるという昔からの言い伝えがあり、堅く信じられてきました。このような理由から、別名を精進池といいます。

難陀竜王の「難陀」とは、サンスクリット語で、「歓喜」という意味です。常に国を守り、適当な時節に雨を降らして百姓を喜ばせる竜王のことです。

忍野村観光情報HPより

二番霊場 お釜池 竜王名 跋難陀竜王(ウパナンダりゅうおう)

こちらもとっても綺麗な池でした!
一番小さい池だそうです。
深いのに透き通っていて吸い込まれそう。

伝説

昔、この池のほとりに年老いた父と美しい2人の姉妹が暮らしていました。妹娘が洗濯していると、池から大きなガマガエルが現れ、娘を水中に引きずり込んでしまいました。近所の村人を集めて必死で娘を探しましたが、いくら探しても娘の遺体すら浮かんでこなかったといいます。それ以来、父親と姉娘はお釜池のほとりにとどまって、妹娘の冥福を祈り過ごしたという悲しい話が残っています。この伝説から、お釜池を大蟇(おおがま)池ともいいます。

「跋難陀」とは、サンスクリット語で、「善歓喜」という意味です。難陀竜王と共に国を守り、百姓を喜ばせる竜王のことです。また変じて人間となり仏の説法を聞きます。

忍野村観光情報HPより

三番霊場 底抜池竜王名 娑加羅竜王(シャガラりゅうおう)

有料の「はんの木林資料館」の入口から古民具などを展示する建物を通り過ぎ、敷地の一番奥のとちの木の大木や樹林が生い茂る静かな場所にあるそうです。
私は早朝に行ったので資料館には入れず、八海コンプリートできませんでした。

伝説

昔から洗い物をしているときに、あやまって洗っていた道具や野菜を手から離してしまうと、渦に巻き込まれ消えてなくなってしまうと言われていました。そして、なくしたものはどんなに探しても見つからず、しばらくすると池の底を潜り抜け、お釜池に浮かび上がってくることがたびたび起こりました。村人たちの間では、この池で洗い物をすることは、神様の怒りを買うことになると語り継がれてきました。

「娑加羅」とは、サンスクリット語で、「海」という意味です。古来「請雨法」の本尊として、多くの人々の信仰を集めてきました。また、観音二十八部衆の1つです。

忍野村観光情報HPより

四番霊場 銚子池 竜王名 和脩吉竜王(バースキりゅうおう)

写真に撮るのが難しい池でした笑

透き通ってそこまで見えるんだけど他の池と比べて茶色要素が多くて。。。
水が湧き出してるのを見るのは一番見えやすい気がします。
阿原川沿い脇の草地のなかにひっそりとあります。

伝説

昔、ある家の花嫁が厳粛な結婚の最中におならをしてしまった。その音がすごく大きかったので、包み隠すことができず、年若い初心な花嫁はこれを深く恥じて、結婚式の席にいたたまれず、隙を見て席を抜けだし、銚子を抱いてこの池に身を投げた。その後、花嫁の履いていた草履が池の底に映って見えることもあるといわれている。この悲しい伝説が基になり、今では縁結びの池と伝えられている。

「和脩吉」とは、サンスクリット語で、「九頭」という意味です。この竜王は九頭を持って、妙高を繞って小悪をなす細竜を食し、人々の災難を除く竜王です。

忍野村観光情報HPより

確かに恥ずかしいけどおならしたくらいで死ななくても。。。

五番霊場 湧池 竜王名 徳叉迦竜王(タクサカりゅうおう)

メインの賑やかな場所に位置する池の一つです。
お店が目の前にあり、冷たーい水に手を突っ込めます。
青い水の中を鯉が泳ぐ姿が美しい。

五番霊場 湧池

伝説

昔、富士山が噴火した際、人々は焼け付くような熱のため大変苦しみました。そしてのどの渇きや人家の火事、また野火を消すためにと、人々が水を求めて叫ぶ声が天地の間に広がりました。このとき、天の一声で「わたしを信じなさい。そして、永久にわたしをうやまうならば、私がみんなに水をあたえよう」という大変美しい声が聞こえました。この声の主が木花開耶姫命と言われています。その後まもなく溶岩の間から水が湧き出し池となりました。

「徳叉迦」とは、サンスクリット語で、「視毒」とか「能損害者」いう意味です。ひとたび怒りて凝視すれば人畜は直ちに命終するといわれている竜王です。

忍野村観光情報HPより

六番霊場 濁池 竜王名 阿那婆達多竜王(アナバダッタりゅうおう)

こちらもメインの賑やかなところに位置する池です。
川と合流しています。
今は全く濁っていませんが、井戸水が流入しているからだそう。
昔は名前の通り濁っていたのかな?

六番霊場 濁池


伝説

もともと澄んだ水であった池で、村人の飲料水となっていましたが、ある日、見るからに乞食のようなみすぼらしい行者がやってきて、この池の地主の軒先に立ち止まり、一杯の飲み水を求めました。しかし、その家の老婆がただの乞食と思って無愛想に断った途端、池は急に濁ってしまったという伝説があります。しかし、その濁り水を器にくみ取ると、不思議なことに澄んだ水に変わったといわれています。

「阿那婆達多」とは、サンスクリット語で「無熱悩」いう意味です。馬形の竜王で雪山の頂きの池に住み、四大河を分出し、大地に恵をもたらすという、最も徳の高いといわれる竜王です。

忍野村観光情報HPより

 七番霊場 鏡池 竜王名 摩那斯竜王(マナシンりゅうおう)

何で鏡なの?は説明を読むまでわかりませんでした。。。

七番霊場 鏡池

鏡池は湧水がとても少ないですが条件が整えば、水面にはっきりと富士山が映り込むことから鏡池の名前になったそう。
残念ながらご覧の通りの曇り空で富士山は映ってくれませんでした。

伝説

鏡池の水は、すべて諸事における善悪を見分ける霊力があるといわれ、昔から部落内で何かもめごとが起きたときには、事を万事まるくおさめるために、争っている双方がこの池の水を浴びて身を清め、祈願したといわれています。

「摩那斯」とは、サンスクリット語で、「慈心」いう意味です。日照り続きの時に、人々が七日間祈り続けると、雨を降らせて大地を潤してくれる、慈悲深い竜王です。

忍野村観光情報HPより

 八番霊場 菖蒲池 竜王名 優鉢羅竜王(ウハラカりゅうおう)

残念ながら菖蒲の季節ではなかったので。。。

八番霊場 菖蒲池

なかなかタフな鯉がいてちょっと気持ち悪かったです笑
湧水あるのかなぁ?
近くに浅間神社がありました。

伝説

伝説によると、この菖蒲を身体に巻くと病気が治るといわれています。昔、この池の近くで暮らす若夫婦がいて、夫が肺病にかかってしまいました。妻はできるだけの力を尽くして食事や医薬の世話をしましたが、夫の病は重くなるばかりでした。妻はもう神仏に助けを求める以外にないと考え、この池の水を浴びて身を清め、一心不乱に祈願しました。すると、ちょうど37日目に「池の菖蒲をとって夫の身に巻けば、夫を苦しめている病魔は必ず退散する」という神のお告げを聞き、そのとおりにすると1か月もたたないうちに快復しました。

「優鉢羅」とは、サンスクリット語で、「青蓮華」いう意味です。青蓮華池に住んで、人々に安らぎを与える竜王です。

最も賑わう人工池 中池

よく知らずに訪れたらこの池がメインの観光スポットだと思ってしまうと思います。

こちらは個人所有の人工池。
池の周りにも上にもお土産屋や食事処が集中しているため、にぎやかで忍野八海の中心的な場所となっています。
お店の中を通って池の中の出島ドーナツ型の出島は中心から池の中を除くことができたり、お水取りをする場所があったりしてとても賑わっています。

おすすめは早朝!

土曜日の日中に訪れると物凄い人でした。
中池の出島まで行って早々に退散。
ただ、凄く素敵なところではあったので明日の朝もう一度来よう!
と到着したのは午前6時。
早朝のお散歩をしている方が数名いたものの、好きなだけ写真を撮り七つの池を楽しむことができました。
早朝だと底なし池には行けないことが残念でしたが、出口池ではいい感じに霧が出ていてくれたりと満足いく写真を撮ることができました。

一番霊場で一番初めに訪れるポイントなのに出口池っていうネーミングが面白いですよね。
各池の詳細でも書きましたが私の一番のおすすめは出口池です。
わかりづらいけれど湧水スポットに降りることができてそのままぐるっと一周することができます。
幻想的な世界を楽しんできていただければと思います。

忍野八海の写真はまとめてギャラリーサイトに掲載いたしますのでご覧ください。

https://www.foriio.com/works/705375

撮影依頼も承っております。
店舗、食品、商品撮影の詳細ページは準備中です。
枚数制限無し、撮影3時間以内
¥50,000(交通費別)で承ります。
詳しくはお問い合わせくださいませ。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP